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文京・江戸川橋に駄菓子店 「誰かのよりどころになる場」目指す

「たばあらい」の店頭に立つ新井友梨さん

「たばあらい」の店頭に立つ新井友梨さん

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 江戸川橋駅近くに月曜と火曜のみ営業する駄菓子店「たばあらい」(文京区関口1)がオープンして約10カ月がたった。

駄菓子店「たばあらい」

 運営しているのは画家で「お絵かきコミュニケーター」の新井友梨さん。亡くなった祖母が営んでいたたばこ店が廃業して2年ほどたち、その空きスペースを「いい形で引き継ぎたい」と昨年夏、活用アイデアをSNSで募った。「たばこを売るよりもお客さんとの対話を大事にしていた祖母の姿勢を守りたい」「実店舗があるからこそできることを創造したい」という2つの思いを伝え、リサーチのためにシャッターを開けて「ご意見箱」を置き、集まった意見の中から駄菓子店を選んだ。昨年10月末にはハロウィーンイベントとしてプレオープンし、2日間で100人ほどの子どもたちにお菓子を配布した。

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 現在は、創作活動や絵画教室などでの講師業とバランスを取りながら、毎週2日の営業を続けている。営業時間は15時30分~18時30分の3時間のみ。「学校帰りの小学生がのぞきに来たり、近隣の保育園帰りの親子連れなどが立ち寄ってくださったりする。祖母の顔見知りの方が気に掛けて声を掛けてくださることもある」と新井さん。「お手伝いを申し出てくれる小学生もいて、積極的に商品を並べたり、価格表を作ったり、看板のアイデアなどをくれたりすることも。学校で友達とうまくいかないことがあったり、何となく居場所が欲しかったりするのかなと感じることも」とも。

 店頭には駄菓子のほか珍しいパッケージのトランプも並べる。「曽祖母の代から40年にわたって続けたたばこ店のイメージも残したくて」、コンセプチュアルデザインとして、タバコを模したトランプを販売する「うそのたばこ店」に倣ったという。「じゃんけんで店主に買ったらおまけ」や、「物々交換棚」など、1坪のスペースにはさまざまな工夫が施されている。

 「地域の人たちのゆるいコミュニティースペースのような機能の店として、このスペースを守っていきたい」と新井さん。江戸川橋バス停前(住所非公開)。

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