文京・湯島で約百年ぶりの「春日忌」 境内イベントや法要のパブリックビューイングも

実行委員の皆さん

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 文京区湯島の天澤山麟祥院(文京区湯島4)で10月14日、およそ百年ぶりに「春日忌」が復活する。

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 春日局の菩提(ぼだい)寺として知られる同院。毎年10月14日に法要を行ってきたが、春日局没後400年となる今年は初めて地域に開いた行事として、区や区観光協会の後援により「春日忌」を開催する。

 当日は、本堂で行われる演舞・献香式・法要や歴史番組解説者で静岡大学の小和田哲夫教授による特別講演などを境内から観覧できる。

 境内では、同院との縁で今年9月に春日通りに初の東京店を開いた春日局誕生の地・丹波の特産品を扱う「やながわ」をはじめ、地元の湯島・本郷かいわいの商店が菓子やアクセサリーなどを販売する「春日忌屋外フェア」も開催。念珠作りやあめ細工、納棺なども体験できる。「お寺あそび」などのイベントで同院ともつながりの深い天神下の老舗宝石店「十字屋商店」は形見ジュエリーの修理やリフォームを受け付ける。

 実行委員長の小能大介さんは、「地域に開かれた寺院にしたいという現住職の意向で、春日忌の復活が実現した。パブリックビューイングの設置も初めての試み。ぜひ多くの人に参加して欲しい」と話す。

 開催時間は10時~16時。本堂の春日忌への参加は檀信徒と招待者のみ。

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