お茶女で「徽音祭」 「お茶女時代」テーマに、フリマも規模拡大

徽音(きいん)祭名物の法被(はっぴ)姿

徽音(きいん)祭名物の法被(はっぴ)姿

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 お茶の水女子大学(文京区大塚2)で11月3日・4日、「第69回徽音(きいん)祭」が開催される。

昨年度の様子

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 創立143年となる同大。今年のテーマ「お茶女時代」には、同大や同イベントの伝統を次代につなぐ意味を込める。有形文化財の講堂「徽音堂」に由来する「徽音(きいん)」は、「徽=美しい」「音=声」という意味から転じて「美徳」を指す。

 昨年度は学内外から2万5000人の来場者を数えた同イベント。当日は、同大の歴史や日本の伝統文化、ポップカルチャーなど、さまざまな企画を用意する。普段は入構できない同大のキャンパスを現役学生が案内するツアーは例年人気で、今年は回数を増やす。フリーマーケットも規模を拡大して開催。受付で配布する札の番号が同じ人を探して一緒にミニゲームができるという来場者参加型企画「おちゃとも」も数年ぶりに復活する。

 同大3年で実行委員長の青柳里咲さんは「3年前、受験勉強の息抜きに徽音祭に足を運び、そこで感じたお茶大の雰囲気に魅了されたことから今がある。フラッと立ち寄る人にも、受験生にも、すてきな時間を届けられたら」と話す。

 180人強から成る実行委員会を率いる青柳さんは週3回の活動を通じて準備を進めたと言い、「思い返すと一年中、徽音祭のことを考えてばかり」とほほ笑む。「『お茶女時代』の世界観を表現した構内の装飾やパンフレットなども必見」とも。同区内にある中央大学後楽園キャンパスで11月2日~4日に開催される「理工白門祭」と同イベントの各受付で配布するカード2枚をそろえて抽選に参加できるという相互来場企画もある。

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