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文京・江戸川橋のギャラリーが「ビューイング展」 アートフェア東京に代えて

江戸川橋のギャラリー「WAITINGROOM(ウェイティングルーム)」

江戸川橋のギャラリー「WAITINGROOM(ウェイティングルーム)」

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 文京・江戸川橋のギャラリー「WAITINGROOM(ウェイティングルーム)」(文京区水道2)で現在、「ビューイング展」が開催されている。

「ビューイング展」の様子

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 3月19日~22日に東京国際フォーラムで開催予定だった「アートフェア東京2020」が新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となったため、出展を予定していたアーティストの作品を「ビューイング展」としてギャラリーで公開することとした。

 参加アーティストは4組。2006(平成18)年にメディアアート・フェスティバル「アルス・エレクトロニカ」でネット・ビジョン部門大賞を受賞し、2015(平成27)年以降ニューヨークを拠点に活躍する千房けん輔さんと赤岩やえさんによるアートユニット「エキソニモ」。京都を拠点に活動中の20代若手アーティスト・大久保紗也さん。2014(平成26)年「第1回CAF賞展」保坂健二朗賞や2015年「SHISEIDO ART EGG」ART EGG賞などの受賞歴のある川内理香子さん。岡山県新進美術家育成「I氏賞」大賞受賞をはじめ、「シェル美術賞」「トーキョーワンダーウォール」「VOCA展」など国内の主要公募展での活躍が見られる平子雄一さん。

 オーナーの芦川朋子さんは「アートフェア東京への出展を目指して会期間際まで制作に取り組んでいたアーティストもいた。やむを得ない状況ではあるが、作品を披露する機会を失うのは忍びなく、本展の開催を企画した」と話す。社会の状況を鑑みてオープニングレセプションは行わなかったという。

 同ギャラリーは、2017(平成29)年秋に恵比寿から現在の江戸川橋に移転した。それまでの45年間、同ビルは郵便局として使われていた。「いくつかの物件を見て回っていた時、ここが郵便局跡だというユニークさにひかれた」と芦川さん。「エントランスには現在もポストが設置されているので、時々、郵便局と間違えて訪れる方もいる」とほほ笑む。「ギャラリーは入りづらいというイメージを一掃するために『WAITINGROOM(待合室)』という性格に焦点を当てた空間作りをし、鑑賞者とギャラリスト、アーティストの間に自然と会話が生まれるような雰囲気づくりに力を入れている」とも。

 開廊時間は12時~19時(最終日は17時まで)。今月22日まで。

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