低気圧と強い寒気の影響で都内での降雪が確認された3月29日、神田川沿いの江戸川公園(文京区関口2)では満開の桜に雪がかかる様子が見られた。
街路樹も含め約200本の桜並木がある江戸川公園は、例年約5万人の人出がある花見の名所。今年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のさらなる感染拡大防止のため、ライトアップを中止し、花見のための場所取りも中止とされていた。
悪天候に加えて都による週末の外出自粛要請もあり、公園や遊歩道の人通りはまばらだったが、時折、足を止めて桜並木に降る雪をカメラやスマートフォンで捉える人の姿が見られた。
文京区ではこのほか、1971(昭和46)年度から続く「文京花の五大まつり」の一つ、播磨坂さくら並木のさくらまつりや、六義園の夜間ライトアップなどの中止も決めている。
庭園などの休園も相次ぎ、六義園(本駒込6)、小石川後楽園(後楽1)、肥後細川庭園(目白台1)はそれぞれ3月28日~4月12日、臨時休園する。小石川植物園は3月27日から当分の間の休園を発表した。