文京・小日向の和食店「馳走ダイニング文蔵」(文京区小日向4、TEL03-3944-6217)が4月22日、ランチタイムの弁当販売を始めた。
魚介類や旬の食材を使ったおばんざい、日本酒などを提供する同店。これまでもランチ営業は行っていたが、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い弁当販売に切り替えた。4月28日は130食用意した弁当が12時15分に完売した。
弁当のメニューは仕入れの状況で変わるが、この日の提供は「鶏の唐揚げ」(700円)、「サバの塩焼き」「鮭の塩焼き」「サーモン腹身塩焼き」(各800円)、「ぶりの照り焼き」「桜鯛の煮付け」(各900円)の6品。
昼前の店頭は、近くに勤務する常連客のほか、地域SNSの評判を聞いて訪れたという近隣の人などが一定の距離を空けて列をつくっていた。客からは「新鮮なぶりが最高においしかった」「お米もおいしいし、厚切りの鮭の塩焼きに水菜が敷かれている上品さもこの店ならでは」との声が聞かれた。
店主の高山陽右さんは「試行錯誤しながら始めたが、今のところは順調」とほほ笑む。「毎営業日の朝に厳選した旬な食材を豊洲で仕入れている。自身で種から育てた無農薬野菜を使うことも」とも。「焼き立てを提供しているので、テークアウトでもおいしくいただける」と自信を見せる。
営業時間は、11時30分~13時(売り切れ次第終了)、17時30分~20時(3密を避け1日2組のみの予約制)。