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文京・永青文庫でミニ展示「大名細川家のステイホーム」 漆芸品コレクションを紹介

おうちにいるときでも、身だしなみは整えたいものです「菊唐草蒔絵櫛台」江戸時代(19世紀)(写真提供=永青文庫)

おうちにいるときでも、身だしなみは整えたいものです「菊唐草蒔絵櫛台」江戸時代(19世紀)(写真提供=永青文庫)

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 文京・江戸川橋の永青文庫(文京区目白台1)で6月27日から、ミニ展示「大名細川家のステイホーム~永青文庫の漆芸コレクション~」が開催される。

おうちで遊ぼう「九曜紋唐草蒔絵十種香道具」江戸時代(19世紀)(写真提供=永青文庫)

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 戦国大名の細川家伝来の漆芸品を所蔵する同館。財団設立70周年に当たる今年は、当初さまざまな企画を準備していたが、新型コロナウイルスの影響で4月以降休館を余儀なくされた。展示スケジュールの変更などを行い、7月からの通常開館に向けて準備に取り組む中、急きょ今回のミニ展示を企画した。「おうち」「ステイホーム」をテーマに、細川家の邸宅内で使われていた化粧道具、文房具、飲食具、遊戯具など同館収蔵の漆芸品コレクションを中心に紹介する。

 担当学芸員の伊藤千尋さんは「展覧会を開きたくても開けない4月以降の状況は、前々から展示準備に取り組んだ学芸員にとってはやりきれない日々だった。展覧会は心を豊かに、明るくしてくれるもの。このような状況だからこそ、作品の持つ力を感じ取って心を元気にしていただきたい」と話す。

 「金銀の蒔絵や螺鈿(らでん)などで飾られた華やかな調度品を並べる。新型コロナウイルスの影響で外出もままならない日々が続くが、紹介する細川家のおうちでの楽しみ方を通して、安らぎのひと時を過ごしていただけたら」とも。

 開催時間は10時~16時30分(最終入館16時)。入場料は、一般=300円、中学生以下無料。月曜休館。7月12日まで。

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