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文京で「文の京ハートフル工房・パネル展」 商品販売会に代えて

昨年12月の「文の京ハートフル工房」販売会の様子

昨年12月の「文の京ハートフル工房」販売会の様子

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 文京シビックセンター(文京区春日1)地下2階の区民ひろばで12月7日と22日、「文(ふみ)の京(みやこ)ハートフル工房・パネル展」が開催される。

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 区内の障害者施設で作られた自主製品などを、障害のある当事者が店員となって開催する商品販売会「文の京ハートフル工房」が、新型コロナウイルスの流行で開催中止となったことから企画された同展。販売会に出店予定だった各施設が「今月のイチオシ」をパネル上で紹介する。

 手作り雑貨や焼きたてパン・焼き菓子の販売、名刺などの印刷受注、パソコンなど機器類無料回収などを行う施設が出店し、障害者就労支援事業の一環として毎月開催してきた同販売会。同スペースでの開催は2015(平成27)年から続いている。

 各施設の担当職員らによる連絡会を対面からオンラインに代え、講師による勉強会などを行いながら販売会のあり方について検討を重ねてきた。オンラインでの販売展開や施設広報などを模索する中、「せっかく(販売会のための)スペースを確保しているのだから、イベントのロゴを入れたのぼりを立てるだけでもアピールになるのでは」という職員の発案で、急遽パネル展開催の運びとなった。

 区の福祉部障害福祉課就労支援担当の佐原英瑠さんは「定例即売会の中止が続いたことで、区内障害者施設の活動や工賃、販売をとおした地域との交流の機会にも影響が出ている。代替方法を探っていき、障害者理解の機会になれば」と話す。

 障害者就労支援センターの担当者は「障がいのある方々の地域との関わりの機会が減ってしまい残念に思っていたが、施設職員の方々の主体的な取り組みから今回のアイデアが生まれた。直接販売はできないが、施設の活動を知ってもらえる機会にできたら」と期待を込める。

 開催時間は10時~15時。

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