芸人・俳優・彫刻家として活動する片桐仁さんの個展「粘土道20周年記念 片桐仁創作大百科展」が11月20日、東京ドームシティの「Gallery AaMo(ギャラリーアーモ)」(文京区後楽1)で始まった。
2020年春に新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となっていた同展。片桐さんの創作活動の集大成として、22年間で制作した粘土作品やイラストなど380点を展示する。
会場は片桐さんが自ら振り返る「俺年表」に始まり、「不条理アート粘土作品」、初公開となる学生時代に描いた絵画作品、「テレビブロス」連載のイラスト原画などが並ぶ。片桐さんのユーチューブチャンネル「ギリちゃんねる」の舞台を模した「片桐家リビング再現コーナー」もある。
クラウドファンディングにより制作された公園の遊具をモチーフとした「公園魔」は、横5メートル・高さ4メートルあり、片桐さんの作品では過去最大となる。片桐さんは「地元の埼玉県宮代町にある『たこ公園』をモチーフにした。僕らしく地獄版に仕上げた」と話す。
「粘土の楽しさをもっと知ってもらいたい」と話す片桐さん。会場には「縄文ペーパークラフト・ペットボ土偶サンバイザー」(800円)や「オリジナルふうりん ねんどクラフト」(1,000円)などを作成できるワークショップコーナーもある。
片桐さんは「普段、美術館やアートは堅苦しいと感じている人でも、作品を見て、ワークショップで粘土を触って、楽しんでもらえると思う。アートの入り口として、美術に興味を持ってもらうきっかけになれたら」と期待を込める。
開催時間は11時~19時。入館料は一般=1,200円、中学生・小学生=800円、オリジナルトートバッグ付き入場券=2,800円。12月19日まで。