企画展「野球報道写真展2021」が12月18日、東京ドームにある野球殿堂博物館(文京区後楽1)で始まった。
東京写真記者協会加盟各社のカメラマンが撮影した写真作品を展示して2021年シーズンの野球界のハイライトを振り返る同展。初開催は2015(平成27)年。今回が7回目の開催になる。
初日の18日は、今季限りで現役を引退した元日本ハムの斎藤佑樹さんがオープニング見学会で、引退試合となった10月17日のオリックス戦(札幌ドーム)で撮影された写真「斎藤佑樹、引退スピーチ」(スポーツニッポン新聞社・光山貴大さん撮影)のパネルにサインを入れた。
写真撮影が趣味で、当日も愛用の一眼レフカメラを持参したという斎藤さんは企画展示室を見学し、「作品として見たらどれもいい写真。参考にして、自分もさまざまなスポーツ、特にウィンタースポーツを撮ってみたい」と話した。印象に残った作品は「慶応大学の優勝の瞬間」と、「慶大ナイン、34年ぶり4度目の優勝」(報知新聞社・頓所美代子さん撮影)を挙げ、「選手みんなの気持ちが写真から伝わるようだった」とほほ笑んだ。
現在、斎藤さんのサイン入りパネルを企画展示室入り口付近に展示しているほか、会場には、「長嶋元監督、巨人激励」(共同通信社・窪田亮さん撮影)、「東京六大学野球、史上初の無観客試合」(スポーツニッポン新聞社・小海途良幹さん撮影)、「新庄剛志監督、就任会見」(北海道新聞社・大島拓人さん撮影)など合わせて66作品を展示。「ベストショット オブ ザ イヤー2021」を決めるファン投票も実施している。
開館時間は13時~17時(土曜・日曜・祝日は10時から、東京ドームでの公式戦開催日は18時まで)。月曜と12月29日~1月1日休館。入館料は、一般=600円、高校・大学生と65歳以上=400円、中学生・小学生=200円。来年3月6日まで。