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小石川・伝通院で夏祭り「文京思い出横丁」 5000人が来場

「文京思い出横丁」全景

「文京思い出横丁」全景

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 「文京思い出横丁」が8月27日、傳通院寿経寺(文京区小石川3)で開催された。

区民や区内大学生・高校生のボランティアによるブース

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 弁護士や介護福祉士など様々な職業のメンバー有志で活動するNPO法人「文京BASE」が「お祭りから地域をつくる」を合言葉に企画した同イベントは今年で2回目。今年4月からミーティングを重ね、青年会議所メンバー、地域住民、学生ボランティアなど150人を超えるスタッフが参加した。

 文京BASE代表の北永久(ながひさ)さんは「文京思い出横丁は、地域の人々がお祭りづくりという『この指とまれ』に集まり、わいわいと楽しく活動しながらビジョンを共有し合い、新たなアイデアを取り入れ、みんなで実行して、仲間=コミュニティーになり、じわじわと地域課題を解決していくのが目的。老若男女誰でも楽しめるのはお祭りならでは」と話す。

 当日は約5000人の来場者でにぎわった。会場では、ポップコーンやかき氷などの飲食、射的やヨーヨー釣りなどのゲーム、ハンドメードワークショップなど約50のブースが境内に並び、昨年の2倍の規模となった。

 文京区から島根県益田市に移住してクラフトビール醸造所「高津川リバービア」を創業した上床絵理さんは、島根から自社のクラフトビールを運んで出店。区と交流のある島根県津和野町は、森鴎外の好物だったという「まんじゅう茶漬け」の販売ブースを出店した。本堂前のステージでは、津和野町の紹介による石見神楽東京社中が「大蛇退治(おろちたいじ)」を奉納した他、ダンスや演奏団体が出演した。

 警備を担当したボランティアスタッフの中井英和さんは「子どもや高齢の方など多くの方に来ていただき、帰り際にも楽しそうに『ありがとう』と声をかけていただいた」と振り返る。

 北さんは、「来年も『思い出横丁』を続けられるよう、コミュニティーの輪をさらに広げていければ」と意気込む。

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