文京・根津のギャラリーカフェ「ねづくりや」(文京区根津2)で6月21日・22日、「天草フェア」が開催される。
天草酒造(熊本県天草市)の純潔土着芋焼酎「池の露・土着」などの酒類のほか、熊本の地鶏「天草大王」や天草産の「ヒオウギ貝」など、地元の旬の食材を使ったメニューを2日間限定で提供する。
同店は、代表の鶴元怜一郎さんが武蔵野美術大大学院の学生時代、商店会の空き家をリノベーションして住み、街の再生を卒業研究にしたことをきっかけにカフェとして創業。今年3月で2周年を迎えた。
同企画は、同大生が同酒造の純潔土着芋焼酎「池の露・土着」のパッケージデザインを担った縁で生まれた。鶴元さんの指導教授でもある同大教授の若杉浩一さんが天草の出身だったことから、2022年に天草の本渡港開発の共同研究に産学連携で取り組み、デザインを学ぶ学生らが同市に長期滞在するなどして活動を進める中で焼酎のブランディングなどに取り組んだ。
当日は天草酒造・社長の平下豊さんと、パッケージデザインを手がけた縁で今春から天草市にIターン就職した藤原大地さんが来店。客席を回遊しながら、芋焼酎の「作り方やおいしい飲み方」などを紹介する。
鶴元さんは「地域に根付き、人と人、人と地域をつなげることが『ねづくりや』のコンセプト。旬の食材を味わいながら、新たな縁をつなぎに来てほしい」と呼びかける。
営業時間は17時~22時(土曜・日曜は12時~)。水曜定休。