カフェ＆ロースター「100色のコーヒー豆」（文京区大塚4）が文京・千川通り沿いにオープンして、7月23日で3カ月がたった。

20種類以上の豆をそろえる

　通りに面したガラス張りの店頭に焙煎（ばいせん）機を構える同店。「お客さんの好みの一杯を提供する」をコンセプトに、常時20種類以上の豆をそろえる。店舗面積は10坪。席数は10席。店内では、自家焙煎コーヒーのほか、チーズケーキやチョコレートケーキ、プリンなどのスイーツを提供。テークアウトにも対応し、コーヒー豆の販売もする。

　店主の山中幸子さんは「コーヒー好きが高じて、人生のセカンドステージとして開業した」と話す。長年勤めた職場を辞め、カフェや豆の卸店などで2年の経験を積んだ後、念願をかなえた。文京区出身の山中さんは「地元に貢献したいと思い、区内で空き物件を探した。通勤していた頃には知らなかった地元の昼の景色など、発見も多かった」と話す。「道路越しに見た店舗のたたずまいが決め手となった」とも。

　「同じ豆でも焙煎の仕方でコーヒーの味は大きく変化する。売れ筋を考えて浅いりの豆をそろえるなどして店の特徴を出す方法もあるが、お客さん一人一人の好みに寄り添える店を目指したい」と山中さん。店のコンセプトが店名の由来ともなった。「店に立っていると毎日さまざまな出会いがある。コーヒーを通じて、地域に根付いていけたら」と意欲を見せる。

　営業時間は11時～18時（土曜・日曜は10時から）。水曜定休。