文京区本郷の「喫茶 金魚坂」（文京区本郷5）で11月9日、経営者とプロの演奏家が共演する「金魚坂アンサンブルコンサート」が行われる。

「金魚坂アンサンブルコンサート」のチラシ

　クラリネット奏者の勝沼浩史さんが企画し、プロの演奏家と都内で会社を経営する人々が出演する。

　同店は江戸時代から続く金魚問屋の一角にあり、これまでも音楽イベントを開いてきた。2024年2月に移転した後も近隣住民に愛され続け、現在も音楽愛好家が集う場になっている。同店の常連であった勝沼さんは「仕事帰りにも気軽に立ち寄ってもらえるようなイベントにしたい」と、落ち着いた雰囲気の店内で音楽会を企画した。

　当日は、パッヘルベル「カノン」、ショパン「ノクターン」をはじめ、秋の唱歌や洋楽ポップスなど幅広いジャンルを披露する。出演者は、バイオリニストの工藤美穂さん、ピアニストの掛札文香さんのほか、都内で会社を経営する鈴木俊介さん（ギター）、豊田知加さん（三味線）。それぞれが曲を持ち寄ってアンサンブルを演奏する。

　演奏の合間には、経営者が自身の事業活動を紹介する時間も設ける。大学時代にオーケストラで活動していた勝沼さんは「演奏で仲間と音を重ね合って、波長を合わせて調和することの楽しさを感じながら、経営者や地域の方々が一緒に楽しめる場を作りたいと思った。仕事や暮らしに新しい意欲を感じてもらえる場になれば」と話す。

　開催時間は13時～14時30分。チケットは3,000円（ドリンク付き）。要事前予約。