文京・本郷のクラフトビール醸造所「本郷菊坂町かもす」(文京区本郷5)で11月5日から、画家しらかわあずまさんの作品展「ビール醸造所でしらかわあずま画展」が開かれる。
「本郷菊坂町かもす」は2023年にオープン。東京大学に近い本郷菊坂に位置し、醸造所を併設したタップルームで、店内から醸造設備を見学できる。しらかわさんは同店のハウスビールのラベルデザインや醸造プロセスの図解などを手がけており、普段から店頭で作品を見ることができる。
しらかわさんは普段、弁理士として仕事をしながら猫などの絵を中心に制作する画家。今回の展示では、新作や代表作を中心に、ビールを楽しみながら鑑賞できる空間を演出する。「醸造所という特殊な空間と絵画作品の組み合わせで、訪れる人に新しい体験を提供する」という。
同店では、独自の製法でクラフトビールを醸造。酵母を残した無ろ過の状態で瓶詰めする。注文に合わせてタンクから瓶詰め・出荷することで、「常に新鮮な味わいを提供できる」という。
しらかわさんは「すてきな醸造所・ビアスタンドに、ぜひお越しください。ビールと一緒に作品を楽しんでいただけたら」と呼びかける。
店主の原正光さんは「しらかわさんの作品は当店のビアスタイルごとのかわいらしいキャラクターラベルでもおなじみ。醸造所という空間で、アートとクラフトビールの新しい楽しみ方を体験してほしい」と話す。
営業時間は、火曜・木曜=18時~22時、金曜=18時~23時、土曜=14時~19時30分、日曜=14時~18時30分。月曜定休。観覧は無料だが、要ワンオーダー。11月30日まで。