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千駄木に天然かき氷専門店「和氷」 夫婦で修業し開業

店主の鈴木夏美さん(右)と夫の康平さん(左)

店主の鈴木夏美さん(右)と夫の康平さん(左)

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 文京・千駄木に天然氷のかき氷専門店「和氷(わごおり)」(文京区千駄木4)がオープンして、11月13日で2カ月がたった。

季節のかき氷「紫イモと林檎のコンポート」(2,500円)

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 店舗面積は34.36平方メートル。席数は、カウンター・テーブル合わせて14席。内装は「和モダン」を基調とし、ベビーカーでも入店しやすい広さを確保した。「伝統と今が溶け合う、おもてなしの一杯を」をコンセプトに掲げる。

 メニューは、南アルプスの蔵元「八義(やつよし)」の天然氷を使い、毎朝仕込む自家製シロップを合わせる。京都宇治産の茶葉を使った「特製抹茶」(1,800円)や「特製ほうじ茶」(1,300円)、「ココア抹茶ティラミス」(2,300円)などを用意。練乳やマスカルポーネチーズを合わせた泡状のクリーム「エスプーマ」(300円)のトッピングも用意する。かき氷には温かい茶と口直しの塩昆布に加え、香り高いだしをセットにし、コース料理のような構成で提供する。

 店主の鈴木夏美さんと夫の康平さんが夫婦で営む同店。夏美さんが学生時代、アメリカ在住時に現地の友人に日本料理を振る舞い、喜ばれた経験が原点にある。帰国後に天然氷の魅力に引かれ、蔵元に直談判した。夫婦で泊まり込みの修業を経て店を開いた。

 年末年始には小学生以下を対象とした「かき氷削り職人体験」を行うほか、営業終了後の店を貸し出すプランも用意する。

 夏美さんは「かき氷だけでなく、空間やおもてなしを含めて楽しんでもらいたい。『かき氷を食べたい』よりも『和氷に行きたい』と思ってもらえる店を目指して営業を続けたい」と意気込む。

 営業時間は11時~20時。

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