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シップス創業者・三浦義哲さん、創業の地・根津で風景写真展

写真展を開くシップス創業者・三浦義哲さん。学生のときから集めた文学書の前で撮影

写真展を開くシップス創業者・三浦義哲さん。学生のときから集めた文学書の前で撮影

 ファッションブランド「シップス」の創業者・三浦義哲さんによる風景写真展が3月9日、みずほ銀行根津支店(文京区根津2)で始まった。全国各地で撮り下ろした7点を展示する。

シップスのカタログを自ら撮影。創業者の知られざる顔

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 作品は、堂ヶ島の夕景「夕映え」(静岡県)、秋吉台の石灰岩が棚田のように広がる「棚田のような…」(山口県)、弓ヶ浜の入り江を照らす「残照」(静岡県)など。中でも三浦さんが「お気に入り」と話す「朝ぼらけ」(静岡県)は、霧に煙る下田の港に帆船が浮かぶ幻想的な一枚。西湖越しの冬富士「郷愁の里」(山梨県)、飛行機の機窓から真下に見下ろした「眼下霊峰」(山梨県)も展示する。

 三浦さんは学生時代からカメラに親しみ、20年以上にわたって写真協会に所属。協会のメンバーと選び抜いた作品を毎年10月に新宿などで発表してきた。「なるべくきれいなところを撮りたい」と風景にこだわり続け、愛用するのは中判カメラのハッセルブラッド。十数年前にはシップスのシニア向けカタログを自ら撮影し、銀座旗艦店に自作の写真を飾った経験もある。

 三浦さんと根津の縁は深い。根津はシップスが最初に事務所を構えた創業の地。小学6年で文京区に移り住み、本郷高校で国語教師を務めた時代も文京区を離れなかった。早稲田大学文学部で夏目漱石を卒論テーマに選ぶなど、漱石や森鴎外が暮らした文学の街への愛着は数十年に及ぶ。

 今回の写真展は、文京区への思いを持ち続ける三浦さんと、地域に根ざした活動を支援する同行の姿勢が重なり実現した。川本潤支店長によると、同行のロビーを写真展の会場に使うのは初めての試み。「地元の皆さんに顔を知ってもらいながら、地域の活性化に一肌脱げるならやっていきたい」

 三浦さんは「一番住みやすい街だと思っているから、文京区を離れたことがない。若い人にも住みたいと思ってもらいたい」と話す。

 開催時間は営業時間に準じる。観覧無料。今月24日まで。

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