文京区湯島にある「世界のメガネプリンス」(文京区湯島3)で8月6日・8日、「手作りめがね教室」が開催された。
同店は自社オリジナルブランドを含め、国内外のブランドを取りそろえる会員制の眼鏡店。会員間の交流を図るとともに、気軽に店に立ち寄ってもらえるようにと、ワインを楽しむ会やジャズライブなどさまざまなイベントを実施。同教室もその一環として3年前から行っているという。
当日は福井県から招いた講師の指導を受けながら、参加者自らが眼鏡の型と生地選び、糸ノコギリを使った型抜き、ヤスリを使った磨きといった工程を行った。
顔写真をパソコンに取り込み、参加者が考えたオリジナルフレームを顔に合わせて微調整しながら型紙を作成。それを生地と呼ばれるフレーム部分の素材(アセテート)に貼って型を抜いていく。生地だけでも約200種類が用意され、「目移りしてなかなか決められない」という参加者の声も。
参加者からは「毎年参加しているが、やはり自分でつくる眼鏡には愛着が湧く」「普段身に着けているもので眼鏡だけは自分で作れないと思っていたが、それができるというのが驚き」など、さまざまな声が聞かれた。
副店長の坂本真治さんは「眼鏡作りには200を超える工程がある。教室で体験できるのはほんの一部だが、このようなイベントを通してお客さまがより眼鏡を好きになっていただければ」と話す。「お客さまが人から褒められるような眼鏡を選ぶのが私たちの喜び」とし、「今回製作していただいたオリジナルフレームも、普段の生活の中で、お客さまが知人や友人に『すてきな眼鏡ね』と褒めてもらえれば何より」とも。
同教室で製作したフレームは、福井県に送られて職人の手によって仕上げ加工が行われ、約1カ月で参加者の手元に届く予定。