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千駄木に古民家をリノベーションした飲食・多目的スペース「Okaeri」がオープン

店主の濱さんとスタッフ

店主の濱さんとスタッフ

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 千駄木に7月21日、食卓、学び舎(や)、集う場所「Okaeri」(文京区千駄木2)がオープンした。

総菜を選べる「Okaeri定食」

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 千駄木の昔ながらの日本家屋をリノベーションし、飲食・多目的に使えるスペースとしてオープン。現在はランチ、カフェバーを中心に営業し、定休日や空き時間はレンタルスペースとして時間貸し、厨房(ちゅうぼう)を含めた一棟貸しを行う。

 ランチ営業では、「元気になるごはん」をテーマに定食形式で料理を提供。調理には開店準備の際に出会ったという新潟県燕三条のリロンデルの無水調理鍋を使用し、調味料も塩麹を中心に素材の味を生かしたメニュー開発を心がけているという。

 店主であり2人の子どもを持つ母でもある濱彰子さんは「身体に良いとはいえ、野菜だけではおなかいっぱいにはならない。おなかも満足できるメーン料理も」と話すように、ランチの「Okaeri定食」(1,080円)は2種のメーン料理から1品、6種の総菜から3品を選べるようになっている(ご飯、日替わりスープ、ドリンク付き)。ランチはメーン料理1品、総菜3品、ご飯をテークアウト(756円)することもできる。

 カフェバーは「女性が1人で立ち寄って日本酒を飲める場所」をコンセプトに営業する。ドリンク中心のメニューとなっており、新潟県の宝山酒造(たからやましゅぞう)の「純米酒 宝山」(800円)や「季節の日本酒」(時価)。「エチゴビール」(900円)や「本日のクラフトビール」(800円)など。お酒メニューはプラス300円で「おつまみセット」を付けることもできる。そのほか、「ブレンドコーヒー」(500円)、宝山酒造の「甘酒」(600円)、「本日のスイーツ」(400円)など、ノンアルコールのメニューも取りそろえる。

 濱さんは開店のきっかけについて、「人に集まってもらえる場所をつくりたい。そう考えたときにコーヒーが好きだということもあって、飲食という発想にたどり着いた」という。これまで飲食経験もなく、思い切って決めた飲食店のオープンは紆余(うよ)曲折。「さまざまな人や地域の協力を得ながら、ようやくオープンまでたどり着いた。今後はここで食卓囲んでもらったり、学び舎として教室やイベントを開いていただいたり、今後はたくさんの人が集う場所になっていけば」と話す。

 現在は大学生が同店の空き時間を使用し、学生による学生のための場所づくりを企画中だという。人が集い始めた同店に濱さんは「みなさんのもう一つの『家』として、元気づくりにお役に立てれば」と意気込む。

 今後は女性が活躍しているというリロンデルや宝山酒造といった新潟県の企業とともに、同店を活用しながら女性目線で新潟・千駄木間の文化交流を図っていく予定。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時、カフェバー=18時30分~21時。月曜・土曜・日曜定休。レンタルスペースの貸し出しは、尚建(千駄木2、TEL 03-5685-2201)で個別に問い合わせを受け付ける。

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