フクダ電子アリーナ(千葉市中央区)で8月9日、東京都社会人サッカーリーグ1部第10節が行われ、LB-BRB TOKYOは三菱東京UFJ銀行に0対1で敗れた。
LB-BRBにとって夏の4連戦最後の1戦。相手は直近4試合負け無しの三菱東京UFJ銀行。今節をもってチームを離れることとなった所属5年の右SB筒井のためにも、前節の今季初黒星を振り払うためにも、LB-BRBは負けられない試合となった。
LB-BRBは試合開始後に早速チャンスを演出。前半6分、左サイドでボールキープし最後はMF川田がゴールを狙うも、惜しくも相手GKにセーブされる。その後もLB-BRBは積極的に攻め込むも、引いて裏のスペースを消す相手に対し、なかなかシュートまで持ち込むことができない。
拮抗(きっこう)状態が続く中、試合が動いたのは前半35分。LB-BRBが左サイドをドリブルで仕掛けたところでボールを奪われる。そのまま前線へロングボールを入れられると、それに反応した相手選手がスピードで抜け出し、GKをかわしてゴール。カウンターから先制点を許してしまう。
前半をリードされたまま終え、何とか同点に追いつきたいLB-BRBは後半、MF岩田、MF加美、MF黄を中心に引いた相手DFラインの裏の狭いスペースではなく、DFラインの前のスペースへボールを送りゴールを狙う。
後半26分にはDF筒井に替えMF佐藤をピッチへ。観客からはピッチを去る筒井へ温かい拍手が送られた。LB-BRBは替わった佐藤を起点に後半36分、後半37分と決定的なチャンスを生み出すも、あと一歩でゴールが奪えない。最後まで攻め続けるも、そのままタイムアップ。LB-BRBはまさかの2連敗を喫した。
試合後、中川靖章選手は「連敗しないことが最も重要であり、そのための準備をしてきたが、結果につなげられなかったことが悔やまれる。自分自身もFWとしてプレーする中ゴールへの貪欲さに欠け、無得点に終わり情けない」と話した。下位チームに対しての敗戦について、大和田達選手は「自分も含めチームとしても油断があった。もう後がない状況。全試合一瞬たりとも油断せず、厳しい戦いをしたい」と自らを鼓舞。福田雅監督は、「サッカーの難しさを思い知らされた。(今節は)負けてはならない試合だった。ここからどう立て直すのか必死に考えたい」と次節までの1カ月を見据えた。
LB-BRB TOKYOの第11節は日吉下田グラウンドで9月6日、同リーグ15位(8月9日終了時点)の三井住友海上と対戦する。