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文経の年間PVランキング 1位は六義園の「しだれ桜ライトアップ」

ライトアップされた「しだれ桜」

ライトアップされた「しだれ桜」

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 目白台「月の湯」や本郷「菊水湯」など、歴史ある銭湯が相次いで閉業した2015年。文京経済新聞の年間PV(ページビュー)ランキング1位に輝いたのは、六義園(りくぎえん)の「しだれ桜ライトアップ」を伝える記事だった。

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 区内では再開発やマンション建設が進行し、街の風景が変わりつつある中で、変わらぬ風景を守り続ける「しだれ桜」が1位を獲得する形となった。7位には「菊水湯」、10位には「月の湯」と今年閉業した銭湯の記事もそれぞれランクインするなど、まちの変化に関する注目の高さがうかがえた。千駄木の古民家をリノベーションした飲食・多目的スペース「Okaeri」の記事も9位に入るなど、古いまち並みを残しながら、新しい活動を行う動きにも注目が集まった。

 ランキングは、今年 3 月1 日から12 月27 日までに配信したヘッドラインニュースのPV を集計したもの。上位10 位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。

1. 六義園で「しだれ桜ライトアップ」-期間限定のさくら茶屋も(3/16)

2. 湯島で「ねこまつり」 雑貨・カフェ3店舗がタッグ、猫だらけの10日間に(9/14)

3. 根津にクジラ料理店「ひみつくじら」 房総産ツチクジラを提供(5/26)

4. 千駄木の和菓子店で「和菓子作り体験教室」 日本酒と一緒に試食も(4/9)

5. LB-BRBが第49回関東社会人サッカー大会制覇 関東リーグ2部昇格決定(11/30)

6. 文京区・永青文庫で「春画展」 国内外の美術館・個人コレクションから作品133 点(9/1)

7. 本郷「菊水湯」で東大生がプロジェクト立ち上げ 9月に閉業、思い出を募る(9/25)

8. 文京・目白台にフラムクーヘン専門店 ピザのようでピザじゃないドイツ料理(12/3)

9. 千駄木に古民家をリノベーションした飲食・多目的スペース「Okaeri」がオープン(8/17)

10. 都内最古の木造銭湯「月の湯」が幕 最後の見学会開催へ(5/2)

 2位にランクインしたのは湯島で雑貨・カフェ3店舗がタッグを組んで開催した「ねこまつり」。同イベントは好評を博し、期間を1週間延長するなど、隣接する谷根千エリアに負けじと地域を盛り上げる取り組みが首位を追随した。

 個性豊かな飲食店への注目度も高い。3位には根津のクジラ料理店「ひみつくじら」、8位には目白台のピザのようでピザじゃない料理フラムクーヘンを提供する「leckermaul(レッカーマウル)」、11位にはイタリアの大会でパネトーネが入賞した音羽のパン店「Pane & Olio(パーネ エ オリオ)」などが上位にランクイン。ほかにも4位に千駄木の「和菓子薫風(くんぷう)」が開催した、日本酒と一緒に楽しむ「和菓子作り体験教室」がつけるなど、食に関するユーザーの関心は高く、2016年も引き続き目が離せない。

 芸術分野での話題として、日本で初めての本格的な開催となった永世文庫の「春画展」も6位につけた。18歳未満入場禁止など、扱うジャンルゆえの難しさもある中での開催だったが、会期中は外国人観光客のバスツアーも訪れるなど賑(にぎ)わった様子をみせていた。

 スポーツの話題も盛り上がりを見せ、文京区をホームにJ1昇格を目指す「LB-BRB TOKYO」が関東2部リーグ昇格を決めた記事が5位につけた。今年、文京区と東京大学運動会ア式蹴球部が連携し創設された女子サッカーチーム「文京LBレディース」の記事も27位にランクインした。東京ドームや公益財団法人日本サッカー協会の所在地としても知られる文京区。今後のさらなるスポーツ分野での躍進を期待したい。

 フェイスブックブックページで最多の「480いいね」を獲得した、総菜店「はとや」の移転リニューアル記事は惜しくも30位圏外となった。

 2016年はいよいよ文京シビックセンター前の春日・後楽園駅前地区の再開発が本格着工を予定するなど、新たに文京区のまち並みが変化のときを迎えようとしている。引き続き、2016年も文京区内の動向から目を離せない。

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