東京メトロ茗荷谷駅周辺で4月1日から、第1回茗荷谷かいわい「クッキーと桜めぐり」が開催される。
定年退職を機に稲富滋さんが2014年11月に始めた「地域住民のための地域住民による地域コミュニティーサイト」を目指した「茗荷谷界隈(かいわい)プロジェクト」が主催する同イベント。播磨坂で開催される「文京桜まつり」の最後の3日間に合わせて開き、イベント参加者が「エリア内の桜を巡りながら、店にも気軽に立ち寄ってもらえるように」と、地域の17店舗がクッキー、花、小物などを用意する。
稲富さんが運営するフェイスブックページ「ご近所 茗荷谷界隈-Myogadani」は、3月18日12時の時点で2943いいね!を集め、地域内でも話題となっている。2015年にはホームページ「茗荷谷界隈」も立ち上げ、地域内の店や企業紹介、エリア内の桜写真ギャラリーなど独自のコンテンツを公開している。
「サイトの対象は、自分で歩き回ることのできる東京メトロ丸ノ内線『茗荷谷』駅から半径1キロ。その範囲の店舗紹介や目に付いた出来事をほぼ毎日紹介している。これまでに500件近くの記事、写真、動画が掲載し、多いときは1万人を超える人に閲覧されるサイトに成長した」と稲富さん。「今回のイベントに協力いただいた17店舗も、これまでに記事で取材掲載した店ばかり。皆さん顔見知りなので二つ返事で企画がまとまった」と続ける。
稲富さんは「この時期、播磨坂や小石川植物園の桜ばかりが有名だが、茗荷谷界隈には公園や街角にもすてきな桜がたくさんある。もっと地域に目を向けて、地域の皆さん自身に茗荷谷を楽しんでもらえれば」と話す。
イベントはチケット制(500円)で、参加定員は100人。購入は「嘉ノ雅 茗溪舘」(同区大塚)で受け付ける。パンフレットは、丸ノ内線茗荷谷駅構内や小石川図書館、イベント参加店などで配布予定。