小石川後楽園(文京区後楽1)で現在、660株のハナショウブが見頃を迎えている。
同園のハナショウブは例年6月中旬に見頃を迎えるが、今年は昨年に続き開花が早く進み、色とりどりのハナショウブが来園者を魅了している。2日はハナショウブ田を囲むように多くの人が鑑賞に訪れ、咲き誇る花を写真に収めようとカメラを向けていた。
同園担当者は「都内でハナショウブを楽しめる公園は他にもあるが、田園風景とともに花を観賞できるのは小石川後楽園ならでは。運が良ければ、咲き終えたハナショウブの花びらを拾う『花がら摘み』も見られる」と話す。
同園ではハナショウブの開花に合わせて6月4日から、ハナショウブ田の脇に鑑賞用の木道を設置する。
6月5日・12日には、植物研究家の上田良就さんが園内を50分ほどかけて案内するガイドツアー「花菖蒲(はなしょうぶ)めぐり」を行う。定員は先着20人。参加無料。期間中、土曜・日曜・月曜にはボランティアガイドによる「庭園ガイド」も行う。
開園時間は9時~17時(最終入園は16時30分)。入園料は、一般・中学生=300円、65歳以上=150円、都内在住在学の中学生および小学生以下無料。木道の設置は今月19日まで。