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文京・小石川に洋食店「フリッツ」 赤坂見附の同名店から看板引き継ぐ

オリジナルブレンドの油で揚げる「ヒレカツサンド」

オリジナルブレンドの油で揚げる「ヒレカツサンド」

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 文京区小石川の洋食店「洋食・ワイン フリッツ」(文京区小石川2、TEL 03-3830-0235)がオープンして1カ月がたった。

同店の看板にもあしらわれているエビフライ

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 レストラン「旬香亭」の料理人として、赤坂や自由が丘、目白などで15年近く経験を積んだ田苗見賢太さんが開いた同店。店名は赤坂見附にあった「フリッツ」から引き継いだもので、看板の書体もそのまま。フライやカレー、ハンバーグといったなじみのある料理から、素材を生かしたフレンチベースのメニューまで、「箸で食べられる洋食」を提供する。店舗面積は約13坪、席数は16席。

 店名を引き継いだ赤坂見附の「フリッツ」でも料理人として働いていた田苗見さん。「親方の料理への考え方や技術、姿勢といった料理観は大きな転機となった」といい、看板を引き継いだことには「憧れの店だったので、うれしい反面プレッシャーもある」と話す。

 フライの揚げ方、素材の状態の見極め方、揚げ油の管理の仕方など、当時学んだことは今でも大切にしている。「例えば5分揚げれば仕上がるフライでも、3分揚げて3分寝かせて仕上げる。小さなこだわりかもしれないが、それだけで味が大きく変わる」という。

 「誰かの店ではなく、自分の店で、自分の料理観を表現したい」と独立。「グラタンやハンバーグがあるような昔ながらの王道の洋食と、新しいフレンチベースのワインを飲みながら食事もできる洋食。その古さと新しさを兼ね備えた店にしたい」と田苗見さん。同所への出店について、「再開発が進み、街並みが変化しつつある小石川が、そんなフリッツのイメージと重なった」とも。

 ランチは、鶏がらと野菜を煮込んでスパイスで仕上げた「フリッツカレー」(1,000円)や、1番絞りのごま油ととうもろこし油で揚げた「ヒレカツサンド」(1,500円)など。ディナーは、日替わりのメニューを提供するほか、「牛舌シチュー(デミグラス煮)」(2,600円)、「エビフライ」(1本400円)、「カニクリームコロッケ」(1個600円)などを提供する。中でも、前菜の盛り合わせとワイン1杯をセットにした「フリッツ晩酌セット」(1,980円)が人気という。

 ドリンクは、「ヒューガルデンホワイト」(750円)、瓶ビール各種(700円)、グラスワイン(700円~)などをそろえる。

 2児の父でもある田苗見さん。「子連れで行ける洋食店はあまりないが、うちは子連れも歓迎。いろいろな世代の人が気軽に立ち寄れる『地域のファミレス』のような場所になっていければ」とほほ笑む。

 営業時間は11時30分~14時、17時30分~21時30分(日曜・祝日は20時30分まで、第3火曜は夜営業なし)。月曜定休。

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