小石川後楽園(文京区後楽1)で現在、紅葉が見頃を迎えている。
都心にありながらも「深山の景」を有し、480本ものモミジに彩られた紅葉で定評がある同園。琵琶湖を表現した「大泉水」の周辺や、京都嵐山にちなんだ「渡月橋」、「大堰川(おおいがわ)」の周辺などが紅葉スポットとして人気。
紅葉が見頃を迎える期間、「深山紅葉を楽しむ」と題して、さまざまなイベントを開催する。
11月27日は、お点前披露を見ながら抹茶を味わえる「石州流茶会」が開かれる。開催時間は、11時~、12時~、13時~、14時~、15時~で各回約45分。15時の回は「英語で茶会」となる。開催場所は涵徳亭(かんとくてい)。定員は当日先着25人(15時の回は定員15人)。
12月3日は、冬の風物詩ともなっている雪などによる枝折れ防止のため施す「雪吊り」作業の解説付き見学会が開かれる。開催時間は、10時~、13時~で各回約60分。開催場所は、一つ松、陽石。雨天中止。
12月4日は、江戸時代から続く伝統芸能である「江戸太神楽(えどだいかぐら)」を披露する。開催時間は、11時30分~、13時30分~で各回約30分。開催場所は、松原。
同園担当者は「当園の紅葉が見頃を迎えた。現在は、イロハモミジをはじめとしたさまざまな木が紅葉(黄葉)している。紅葉真っ盛りの木、紅葉に向かう木、色づき始めの木が織りなす色彩は、庭園の風景を一層印象深いものとしている。ぜひ足を運んでいただければ」と話す。
開園時間は9時~17時(最終入園は16時30分)。入園料は、一般=300円ほか。イベントはいずれも参加無料(入園料は別途必要)。12月4日まで。