東京都女子サッカーリーグ5部開幕戦(第1節)が5月6日、調布市市民西町サッカー場で行われ、文京LBレディースは実践女子大学に2対0で勝利を収めた。
チーム結成から初の公式戦となった文京LBレディース。天候も晴れに恵まれ、ピッチ上で選手たちが格上の相手に対して躍動した。
文京は開始早々から敵陣へ攻め込む。前半2分、FW菅原のコーナーキックからMF成瀬のヘディングシュート。惜しくもボールはバーに阻まれたが、このチャンスを機にチームに勢いが生じた。前半15分、FW久和からのスルーパスを受けた右サイドのMF大坪がスピードに乗ったドリブルから逆サイドへ冷静に流し込み、文京LBレディース公式戦初ゴール。前半を1-0のリードで折り返す。
後半は立ち上がりから、相手の前線からのプレッシャーに苦しむも冷静に対処。拮抗(きっこう)した試合展開の中、文京は後半40分にDF野田に代えてDF小谷、45分にFW久和に代えてFW田中を投入。すると49分、左サイドに流れたMF大坪のセンタリングを代わったばかりのFW田中が合わせシュート。一度は相手キーパーに防がれるが、最後はMF成瀬が押し込み、待望の追加点を奪った。
試合後、先制ゴールを決めた大坪佳夏子選手は、「文京LBレディースファーストゴールを決めることができてうれしい。これに甘んじることなく、さらに得点を取れるよう練習に励みたい」と意気込んだ。
見事な先制アシストを決めた久和はな選手は、「個人的には1点目を良い形でアシストできたが、体力面や技術面でも課題が山積している。チームメイトと切磋琢磨(せっさたくま)して、もっともっと強き良きチームになりたい」と話した。
文京は次の第2節、ホームの東京大学農学部グラウンドで5月24日、FCチャレンジと対戦する。