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本駒込のオリエントカフェ、創業メニュー「マリーアントワネット」限定提供

「オリエントカフェ」の高須真理店長(右)と加藤純司料理長

「オリエントカフェ」の高須真理店長(右)と加藤純司料理長

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 東洋文庫ミュージアム(文京区本駒込2)に併設された「オリエントカフェ」が10月1日から1カ月間、創業メニューであるローストビーフの重箱「マリーアントワネット」(2,400円)を1日10食限定で提供する。

創業メニュー、ローストビーフの重箱「マリーアントワネット」1日10食限定

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 運営は、小岩井農場のレストラン事業を担う小岩井ファームダイニング。同農場と同ミュージアムは、三菱の3代目社長・岩崎久彌が設立に関わったという歴史的なつながりを持つ。カフェは当初、ミュージアム来館者が休憩する喫茶が中心だったが、利用客の要望に応える形で徐々に本格的な食事を提供する現在のレストランへと発展した。

 マリーアントワネットは、2011(平成23)年のオープン当初に提供した最初のメニュー。東洋文庫が所蔵するマリー・アントワネットの蔵書票が押された本をモチーフにした重箱に、小岩井農場産のローストビーフや季節の野菜を詰め込む。創業月である10月に毎年復刻しているが、同メニューのみ予約不可(先着順)のため、オープンと同時に満席になるほどの人気を集めている。

 加藤純司料理長は「モチーフである本の中に、小岩井農場の世界観を詰め込みたいという思いで開発した。召し上がった方に、豊かな農場の風景をイメージしていただけたら」と話す。メインの牛肉は、一般的な牧場のように子牛を仕入れるのではなく、農場内で種付けから行う「一貫生産」にこだわっているのが特徴だという。

 高須真理店長は「東洋文庫と小岩井農場が、三菱の岩崎久彌という同じルーツでつながっていることはあまり知られていない。10月限定のこのメニューをきっかけに、小岩井農場のまだ知られていない魅力に触れていただけたら」と来店を呼びかける。

 営業時間は11時30分~21時30分。火曜定休。

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