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江戸川橋のビーガン店、信州の巨大ナス「ていざなす」料理提供 産地応援で

信州の伝統野菜「ていざなす」を使ったビーガン料理を考えた藤原美穂さん

信州の伝統野菜「ていざなす」を使ったビーガン料理を考えた藤原美穂さん

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 江戸川橋のビーガン料理店「PLANT KITCHEN TOKYO」(文京区関口1)が10月20日、長野県天龍村の伝統野菜「ていざなす」を使った季節限定メニューの提供を始めた。

南インド風の「ていざなすのサンバルカレー」

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 「ていざなす」は、長さ25~30センチ、重さ400グラム~1キロにもなる米ナス系の巨大ナスで「幻のナス」とも呼ばれる。1887(明治20)年ごろ、天龍村神原地区の田井沢久吉さんが東京の種苗店から種子を取り寄せて栽培を始めたのが起源。果肉は柔らかく、甘みが強いのが特徴で、加熱するととろけるような食感になる。

 今回の企画は、地方の生産者を応援する活動を行っている同店が「ていざなす生産者組合と連携して実現した。産地から直送された新鮮な「ていざなす」を、季節のビーガン料理コース(4,400円)で提供。「ていざなすのホワイトグラタン」「翡翠(ひすい)冷製ていざなす」「ていざなすのサンバルカレー」のいずれか1品が楽しめる。

 同組合長の板倉貴樹さんは「ていざなすは村の気候や土が生み出した天龍の宝。長さ30センチにもなる迫力は、実際に見ると驚く。生産者と飲食店が直接つながることで、ていざなすの魅力をより多くの人に伝えられる」と話す。

 店主の藤原美穂さんは「生産者の板倉さんと対話を重ねながら、ていざなすの個性を生かしたメニューを考案した。産地とつながる食の体験を通じて、地域の魅力を感じてほしい」と期待を込める。

  営業時間は11時30分~15時。1日4組限定。予約はホームページで受け付ける。11月16日まで。

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