東京ドームシティ(文京区後楽1)の宇宙体感施設「Space Travelium TeNQ(スペース・トラベリウム・テンキュー)」で1月16日から、漫画「宇宙兄弟」とのコラボレーション企画展「Space Travelium TeNQ 宇宙兄弟展 2026」が行われる。
宇宙体感施設「Space Travelium TeNQ」館内の様子
同作は小山宙哉(ちゅうや)さんが2007(平成19)年12月に講談社「モーニング」で連載を始め、18年を経て次巻の46巻で完結することが発表された。電子版を含む累計発行部数は3400万部を超える。2026年は作中で兄・六太が宇宙飛行士選抜試験に合格し、弟・日々人が月面に立つ年に当たり、物語と現実の時間軸が重なる特別な年となる。
同施設と同作のコラボは前身施設時代から数え4回目。同施設の企画を担当した渡辺良佳さんは「困難に直面しても、互いを信じ、支え合いながら夢を追い続ける六太と日々人。登場人物たちの姿を改めてこの展示で振り返りたい」と話す。
同展は「夢のドア」をテーマに、物語の原点に焦点を当てる。会場内は3つのエリアで構成。「夢のはじまり」エリアでは、人物相関図や性格診断、年表で軌跡を振り返る。「『宇宙兄弟』と宇宙の世界」エリアには、小山さんの連載開始当時のメモ・参考の道具など貴重な私物を展示するほか、リアルな宇宙開発の数字やデータも交え作品を紹介。「人生にはいくつもの“夢のドア”がある」エリアでは、作中の名言をモチーフにした立体的な扉の空間展示や複製原画の展示を行う。
渡辺さんは「年の始めや新生活に向けて新たな一歩を踏み出そうとする人たちの背中を押す展示になれば」と意気込む。
開館時間は11時~21時(土曜・日曜・祝日は10時~)。入館料は、一般=2,500円(土曜・日曜・祝日は3,000円)、中高校生=1,800円、小学生=1,300円、未就学児(3歳以上)=800円。企画展オリジナルグッズが付く数量限定チケットも販売している(各チケット料金+4,000円)。4月19日まで。