順天堂大学の女性スポーツ研究センター（文京区本郷2、TEL 03-5844-6537）は現在、トップコーチを目指す女性向けにコーチ教育やトレーニングを提供する2泊3日のプログラム「女性コーチアカデミー2015」の参加者を募集している。

「女性コーチアカデミー」のロゴマーク

　同センターは、順天堂大学医学研究科とスポーツ健康科学研究科が共同で女性アスリートのコンディション管理に関する研究を進めており、女性アスリートを支える指導者の資質向上・増員という課題に取り組んでいるほか、女性アスリートの指導者のコーチング法を提案している。

　同講座は、9月15日～17日に軽井沢プリンスホテルで開催される。トップコーチを目指す女性を対象に、ワークライフバランス、ダイバーシティマネジメントなど、選手と共に頂点を目指す女性コーチに欠かせない視点が盛り込まれたプログラムで構成されており、スポーツ指導者に向けた従来の講習とは大きく異なる。キャリア形成をサポートするネットワーク構築の機会も設けるなど、日本から世界に羽ばたく女性コーチを支援する「日本初」の取り組みとなるという。

　同センターの小笠原悦子センター長は「トップコーチを目指す女性のために、科学的研究に基づいたコーチ教育やトレーニングを提供するなど、充実したプログラムと講師陣で参加者をお迎えする」と参加を呼び掛ける。

　募集人数は30人。応募資格は、大学で指導する現役の女性コーチや将来大学コーチを目指す元女性アスリートなど。参加申し込みは同講座のウェブサイトで受け付ける。応募締め切りは6月30日。