千駄木・団子坂のあめ細工専門店「あめ細工 吉原」(文京区千駄木1、TEL 03-6323-3319)で8月25日、「夏休み子供向け飴細工体験」が開かれる。
同店は、日本で初めて作られた「日本伝統飴細工」の専門店。それまであめ細工は行商として売り歩くのが主な販売方法だったが、日本伝統のあめ細工をたくさんの人に知ってもらい、楽しんでもらいたいという思いから、常設店舗であめ細工を販売している。
同イベントは「子どもたちに最近珍しくなった日本のあめ細工について知ってもらい、実際に作ることを見て、体験してもらいたい」という店主の吉原さんの思いで今年から始めた体験型の教室。吉原さんは「夏休みといえば小学生には自由研究という宿題があるじゃないかと思い出し、そこをきっかけにあめ細工について興味を持ってもらえたらうれしいなあと思い、始めるきっかけになった」と話す。
同店で定期的に開催している「飴細工体験」は、あめ細工を自分で作るだけの体験だが、子ども向けの同イベントは、あめ細工を作るだけでなく、「あめ細工の材料は何か」「その材料は何からできていているのか」といった説明や「あめ細工の歴史」についてなど、あめ細工に関わるいろいろな事を話しながら、実際に「ウサギ」のあめ細工作りを体験できる。
店主の吉原さんは「現代では職人が少なくなったあめ細工、江戸時代から続く日本の食べられる工芸菓子であり、実演を見るならば老若男女が楽しめる職人芸でもある。これからもあめ細工が日本の文化に残っていくよう、より多くの方に知ってもらい、見てもらいたい」と話す。「この機会に、あめ細工についてのさまざまな事を知っていただくとともに、あめ細工を見にお店まで遊びにきていただければ」とも。
同イベントの開催時間は、11時~12時、13時30分~14時30分、15時~16時、16時30分~17時30分の計4回。対象は小学1年生~中学3年生。参加費は一人2,500円。要事前予約。予約は電話で受け付ける。
同店の営業時間は、12時~19時(実演販売受付は18時まで)。月曜・火曜定休(祝日は営業)。