文京区関口のホテル椿山荘東京(文京区関口2)は現在、庭園の紅葉のライトアップを行っている。
同ホテル庭園の紅葉は例年12月初旬から中旬がピーク。起伏に富む園内は、場所により気温や日照条件が異なり、同種の樹木でも色づくタイミングが異なる。今年は紅葉が少し遅れたというが、現在、園内のモミジ・ハゼノキ・ナラ・ケヤキなど約100本の木々が赤や黄色に色づきを見せている。
現在、庭園内では照明デザイナー・近田玲子さんプロデュースによる「庭園光響曲~秋楽章」と題したライトアップを実施。紅葉やクリスマスの赤を基調にしたライティングが庭園内の木々や史跡を照らす。
今年11月には同ホテルを運営する藤田観光の創業60周年を記念し、紅葉の名所として知られる京都・金剛院のモミジと、山縣有朋の三大庭園の一つである小田原・古稀庵(あん)のモミジが庭園内に植樹された。植樹の際に葉を落としたため、紅葉が見られるのは来年以降という。
同ホテル担当者は「庭園内の紅葉スポットの一つである『ほたる沢』の周辺では、雲海の幻想的な演出を行っている。紅葉と一緒に楽しんでいただければ」と話す。
現在のライトアップは12月25日まで。26日以降は、新しいプログラムでライトアップを行う予定。