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文京・目白台にフラムクーヘン専門店 ピザのようでピザじゃないドイツ料理

店主の池田大輔さん

店主の池田大輔さん

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 文京区目白台にフラムクーヘン専門店「leckermaul(レッカーマウル)」(文京区目白台1、TEL 03-6304-1225)がオープンして3カ月がたった。

カナダ産ベーコンと北海道玉ねぎを使用した定番の「クラシック」

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 同店は日本初めてのフラムクーヘン専門店「Katrin’s Flammkuchen」(町田市三輪緑山)の直営店。2015年5月までは六本木で営業していたが、建物の老朽化に伴い今年9月に同所に移転オープンした。

 フラムクーヘンとは、ドイツとフランスのアルザス地方で生まれたピザのような見た目の食べ物。Flamm(フラム)が炎、Kuchen(クーヘン)がお菓子という意味で、「熱い炎で焼いたお菓子」と訳される。

 「元となるのはお菓子。それがアレンジされて、肉系や野菜系のトッピングが生まれてきた」と話すのは、店主の池田大輔さん。チーズは使っておらず、自家製のソースをかけたクリスピー生地の上に、ベーコンや生ハム、サラダ、フルーツなどをトッピングする。ピザとは違い、カリッとした食感が特長という。

 もともとは日本料理店で料理人をしていたという池田さん。独立して店を持つため、マネジメントを学ぼうと入ったIngo Bingo(世田谷区宮坂)でドイツビールや自家製ドイツソーセージと出合い、だんだんとドイツに興味を持っていったという。「ドイツをテーマにしたイベントで、六本木でレッカーマウルをやっていた天田歴さんと出会った。そこから話が進んで、現在のお店でオーナーを務めることになった」と話す。

 「体や心は食べ物でできているという考え方」から食材にもこだわる同店。移転先として目白台を選んだ経緯も、「目白台の周辺は子育てに良い環境と聞いていた。食材産地にこだわって料理を作っているので、子育てしている方が多い地域なら、その理念にも共感してもらえるのではと考えた」と話す。

 メニューは、カナダ産ベーコンと北海道玉ねぎを使用した「クラシック」(レギュラー=1,350円)、スモークサーモンとアボガド、トマト、ルッコラにジェノベーゼをかけたサラダ感覚の「ロレーヌ」(ハーフ=850円)、スイーツクーヘンの定番であるリンゴとシナモンシュガーの「アップル&シナモン」(レギュラー=1,250円)など。ドイツビールも「レーベンブロイ」(375ml=650円)や「シュナイダーヴァイセ オリジナル」(300ml=980円)を中心に幅広く取りそろえる。

 池田さんは「今後はまず目の届く範囲で店舗を増やしていきたい。ドイツにはビールとソーセージ、肉料理だけでなく、フラムクーヘンがあるということを知ってもらえれば」と意気込む。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分、ディナー=18時~23時。

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