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文京のカフェで「不思議の国のアリス」料理会 作品の生誕日に合わせて

「ハートの女王さまのジャムタルト」が運ばれる様子

「ハートの女王さまのジャムタルト」が運ばれる様子

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 文京・小日向のカフェ「Galleria Caffe U_U (ガレリア カフェ ユウ)」(文京区小日向4)で7月4日、「アリスの国の不思議なお料理会」が開かれた。

レシピ本と料理のエピソードを紹介する民谷さん夫妻

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 ルイス・キャロル著「不思議の国のアリス」の作中に登場する料理を再現し、楽しむ同イベント。

 同店の常連客から「原作を基にアリスのティーパーティーを開いてほしい」とレシピ本を譲られたことがきっかけで、2011年から始まった。アリス関連の訳書なども手掛けるアリス・コレクターの門馬義幸さんの助言で、同作品の誕生した日と言われる毎年7月4日に開催し、今年で6回目となる。

 この日は、「アリスの国の不思議なお料理」(ジョン・フィッシャー著/文化出版局)のレシピから、「お飲みなさいスープ」「パン粉まみれでないたら料理」「ハートの女王さまのジャムタルト」の3品を再現した。

 門馬さんが作品の一場面を英語と日本語の両方で紹介した後、再現料理が振る舞われた。物語では「お飲みなさいスープ」を飲んだアリスは体が縮んでしまう設定で、同店の民谷愛希子さんが「小さくなりたい人、どうぞ」とスープを配ると会場が笑いに包まれた。

 シェフで店主の民谷直幹さんは「自分のテイストではなく、オリジナルレシピを忠実に再現するよう努めている。参考にしている書籍が料理本ではないので仕上がりの見本がなく、再現するのは難しいが、物語のシーンを想像しながら料理するのは楽しい。シンプルなレシピが多いので、素材の良さにもこだわった」と話す。

 当日は仙台からの参加もあり、「物語を読んで想像していた味を体験することができてうれしい」「アリスについて初めて聞くエピソードがたくさんあって驚いた」など、熱心なアリスファンでにぎわった。

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