東京大学福武ホール(文京区本郷7)で10月29日、文京ふるさと歴史館(本郷4、TEL 03-3818-7221)と東京大学の協働ワークショップ「あなたの名所ものがたり 本郷編」が開催される。
地域の名所・名跡の立て看板などには書いていない、新しい物語や魅力を創出することを目的に企画された同イベント。東京大学・目白大学の教員らを講師に迎え、ワークショップの参加者らの個人的な思いやイメージを集め、共有しながら、さまざまな場所にひも付いた「個人的な思い出」からその魅力を再発見・創出していく。
今回のワークショップでは、東京大学の赤門(旧加賀屋敷御守殿門)と本郷三丁目交差点を対象に、古写真を手に思いやイメージを語り合ったり、現地に足を運び写真を撮ったりしながら、グループワーク形式でその場所の「名所ものがたり」を形にしていく。ワークショップを通して得られた物語は、音声や映像として記録。アーカイブ化しながら、今後ウェブ上での公開を予定しているという。
文京ふるさと歴史館の川口明代さんは「今までになかった新しい取り組み。少し硬いイメージのある歴史的な名所も、改めて見直してみることで、まちに対する再発見があるかもしれない」と期待を寄せる。
開催時間は13時~17時。参加料は30円。定員は13人(定員を超えた場合は抽選)。参加申し込みは、同区ホームページの電子申請、または文京ふるさと歴史館への往復はがき、電話での申し込みも受け付ける。同イベントは11月26日にも開く予定。それぞれ申し込み締め切りを、10月26日、11月23日に延長している。