文京・関口のコミュニティースペース「我楽田工房」(文京区関口1)で1月21日、「We アートマルシェ散策マップ」の参加者向け説明会が開かれた。「神田川アートブロッサム」実行委員会とボノの主催。
美術館やアートギャラリー、歴史的庭園などが点在する江戸川橋・早稲田周辺エリアを舞台に、「アートでおしゃれなまちづくり」を目指して同エリアの建築家やクリエーターが中心となり、花見に絡めたイベント開催などの活動を続ける「神田川アートブロッサム」。
5年目となる今年は、「まち全体をおしゃれでにぎやかなアートなマルシェにしよう」を合言葉に「weアートマルシェ」を企画。3月24日~4月8日頃に行われる桜まつりの期間に、エリア内の店舗やギャラリーなどを紹介する「weアートマルシェ散策マップ」を無料配布するほか、さまざまなイベントやワークショップを企画している。
説明会では、近隣飲食店オーナーなどを対象に、これまでの取り組みを紹介し、散策マップ作成に向けた意見交換を行った。
発起人で同実行委員長の海田修平さんは「これまではギャラリーなどを中心に声掛けしてきたが、今年はもっと多くの人に楽しんでもらうため地域一体となって街を盛り上げようと内容を再考した。説明会では地域の店舗同士の連携を強化していきたいという意見もあり、広がりを実感しつつある」と話す。
実行委員会の中心メンバーで、例年イベント拠点として「我楽田工房」を提供するボノの横山貴敏さんは「皆さん、とても積極的で、真剣に街をにぎやかに有名にしていこうという声が上がった。『もう少し早く聞いていれば音楽家を呼んだイベントなども企画できたのに』との意見もあり、早くも来年以降への継続の期待も膨らんだ」と話す。
同拠点の隣に新たなアートスペース「我楽田長屋」の開設を準備中の横山さん。「現在、春のオープンに向けてDIY形式のワークショップを開くなどしてスペースを整備中。3月31日と4月1日には、当スペースでクラフト作家らによるマーケットも予定している。年を追うごとに、ますます大きな取り組みとなりそうな予感」と期待を込める。
同散策マップへの掲載申し込みは同イベントサイトから。今月31日まで。