護国寺(文京区大塚5)で2月10日、傳通院(小石川3)で同12日、門前町をつなぐイベント「門前町で和顔愛語(わげんあいご)のおもてなし」が開催された。
同イベントは、同区と台東区、中央区が連携して取り組む「平成29年度広域支援型商店街事業 門前町商店街連携活性化事業」の一環。浅草寺(台東区)と築地本願寺(中央区)、護国寺、傳通院の4カ所の門前町をスタンプラリー形式でつないだ。
10日のオープニングセレモニーでは、成澤廣修区長が「今年は明治維新から150年。江戸から続く文化が色濃く残る文京区で、大名家の現在の当主を集めた『殿様サミット』の開催も予定している。その皮切りとして、4つの門前町を練り歩くこのイベントを多くの人に楽しんでほしい」と呼び掛けた。
両日共、境内に縁日や野だて、江戸の職人体験「つまみ細工」ワークショップ、和装で記念撮影できる「江戸時代衣装体験」などが出店。ステージでは、僧侶による法話、落語、江戸大神楽などのほか、浅草芸妓(げいぎ)連による「芸妓おもてなし舞」などがあり、多くの来場者でにぎわった。