文京・向丘の郁文館夢学園(文京区向丘2)が運営する郁文館高校・郁文館グローバル高校は、新1年生に向けて起業家教育に特化した授業「高校生社長講座~起業塾」を開講した。
起業家教育に特化した授業が高校のカリキュラムとして単位認定される形で開かれるのは日本初。4月9日には新1年生430人に向けてカリキュラム説明会が行われ、渡邉美樹理事長や日本創造教育研究所グループの田舞徳太郎代表が「起業・社長業の素晴らしさ」「起業で成功するために大切なこと」などをテーマに講演した。田舞代表は「皆さんは学生である前に人生の経営者。自分の人生をどう経営していくか、どう生きたいか。会社経営で大切なことは、我慢強さや打たれ強さ、人のせいにしないこと、熱意を持つことなどが大切」と話した。
今後は希望者を募り卒業までの3年間で起業に必要な知識や経営戦略、事業運営などのノウハウを学び、3年次での起業達成を目指して活動を展開する。さまざまな業種の中小企業の経営者や有名起業家が外部講師として実体験に基づく講義を行う。起業経験者でもある渡邉理事長自ら指導する機会もある。
毎年10月に行われる文化祭では、「株式会社」について学ぶ生徒らが社長としてビジネスを考案し、学外での出店を目指す起業体験も予定しているという。