文京シビックセンター(文京区春日1)で9月10日、同区と姉妹都市を結ぶカイザースラウテルン市の風景やロゴなどを描いた同区コミュニティーバス「B-ぐる」の特別仕様車がお披露目された。
今年3月で姉妹都市締結30周年を迎えた同市より、ズザンネ・ヴィンマー・レオンハルト副市長ら9人が成澤区長を表敬訪問したことの歓迎の一環。同区職員や市議のほか、「B-ぐる友の会」「姉妹都市交流30周年を勝手に祝うグループ」などの地域住民が集い、自作のポスターなどを掲げて迎えた。
レオンハルト副市長は、「B-ぐる」のキャラクタ「びぃ」と「るぅ」に同市の町並みを組み合わせたデザインに、「交通担当だったこともあり、公共交通を使って姉妹都市のPRをしてもらえることがとてもうれしい」とほほ笑んだ。
区担当者は「世界平和と相互理解、両国の友好関係の促進を目的に姉妹都市提携協定を締結し、公式訪問団の相互派遣やホームステイ生徒交換事業をはじめ、少年サッカーチーム相互訪問、区民ツアーの実施など活発な交流を重ねてきた。区にカイザースラウテルン広場(大塚3)があるように、カイザースラウテルン市内にはヨーロッパ有数の規模と美しさを誇る日本庭園が築かれ、食事処『文京庵』がオープンするなど、友好親善の深さを見ることができる」と話す。
同デザインの特別仕様車の走行は来年3月31日までの予定。