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東京ドームホテルでアンビグラムの即興制作 「令和」記念に

ホテル1階ロビーのアンビグラムオブジェ前で記念撮影

ホテル1階ロビーのアンビグラムオブジェ前で記念撮影

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 東京ドームホテル(文京区後楽1)で4月27日から、「改元記念イベント」が開催されている。

婚姻届を出した帰りにイベントに立ち寄り、野村一晟さんから進呈された作品を手にする吉澤大輔さんと優希さん

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 「令和」初日の5月1日には、ホテル2階のウェディングドームで「アンビグラム」作家・野村一晟さんの作品展と即興制作が行われた。「アンビグラム」とは、ある文字や単語を本来の向きだけでなく「異なった見方でも読める」ようにデザインされた文字アートのこと。

 野村さんは「普段は社会問題に掛けて作品を制作することが多いが、(改元のモチーフは)アンビグラムで時代の移り変わりを形として残せるのではないかと、発表の瞬間を心待ちにしてスタンバイしていた」と話す。日本語アンビグラムの第一人者として知られる野村さんは、新元号が発表された日に「平成」を逆さにすると「令和」に見える作品をSNS上で発表し、話題となった。

 即興制作では、会場に集まった来場者から希望を募り、申し出た人の名前をモチーフに制作に取り組んだ。3歳のりゅうきくんの「りゅうき」の文字を逆さにすると「わんぱく」と読める作品を数分で仕上げると、会場に歓声が上がった。

 「隣の文京区役所に婚姻届を出してきた帰りに立ち寄った」という吉澤大輔さんと優希さんは、「だいすけ」を逆さにすると「ゆうきさん」と読める作品を進呈された。大輔さんは「思い掛けない良い記念になった」とほほ笑んだ。

 会場には、「挑戦」と「勝利」、「覚悟」と「前進」、母の日にちなんで「おかあさん」と「ありがとう」など、さまざまな作品が展示されている。

 東京ドームシティ内には、改元記念のフォトスポットも複数用意されている。ホテル1階ロビーでは、「平成」と「令和」のアンビグラムを体験できるオブジェで記念撮影する来館者が列を成し、「札幌から上京した孫たちと都内を楽しんでいる」という家族の姿などが見られた。東京ドームシティ内の東京ドームシティとラクーアエリアを結ぶブリッジの床には直径約4メートルのアンビグラムが、ミーツポートガーデンにはアンビグラムを砂時計風に仕立てたオブジェなどのフォトスポットも用意されている。

 開催時間は10時~18時(3日は12時まで)。即興制作は11時、13時、15時の1日3回(3日は11時のみ)。いずれも入場無料。作品展と即興制作は今月3日まで、フォトスポットの設置は6日まで。

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