文京・谷根千(やねせん=谷中・根津・千駄木)エリアのタウン誌「rojiroji magazine(ロジロジ・マガジン)」が2年のブランクを経てリニューアルし、第3号が発行された。
rojiroji magazineを発行する湯川建祐さん(左)と秋山都さん(右)
編集発行人は、文京区在住の秋山都さんと湯川建祐さん。2015年に創刊し、谷根千エリアのレストランや各種店舗、地域で活動する人などを取材し、掲載している。第3号のテーマは「風と歩く、谷中・根津・千駄木」。秋山さんは「これまでの谷根千のイメージとは違った角度から話題を集め構成した」と話す。
このエリアでは、1980年代から2009年にかけて地域雑誌「谷根千」が発行され、地域の活性化に貢献してきた経緯がある。本業でも出版社で編集の仕事をする秋山さんは、「『谷根千』はとても好きな雑誌だった。敬意を持ちつつ、このエリアの新たな側面を切り開いていきたい」と意気込む。本業でファッション・アパレル系のマーケティングを手掛ける湯川さんは、「この地域で育って一度外へ出た人が、戻ってきて面白いことを始めるケースが増えている。単に店や場所を紹介するだけでなく、人と人とが関わる有り様を読者と共有したい」と話す。
前号まではフリーペーパーだったが、今号からは谷根千エリアおよび文京区内の飲食店、雑貨屋、洋品店などで販売する。定価は300円。取扱店はrojirojiのブログで確認できる。次号は秋(10月ごろ)に発行予定。