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樋口一葉ゆかりの「菊坂跡見塾」で限定カフェ 女子大生が企画

七夕の演出で「カフェ伊勢屋」を企画した跡見女子大の学生

七夕の演出で「カフェ伊勢屋」を企画した跡見女子大の学生

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 文京・本郷の「菊坂跡見塾(旧伊勢屋質店)」(文京区本郷5)で6月29日~7月7日の週末、跡見学園女子大の学生による「カフェ伊勢屋」が限定オープンした。

「カフェ伊勢屋」を企画した跡見女子大の学生と同大教授の安島博幸さん

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 同大観光コミュニティ学部コミュニティデザイン学科の実践講座の一環で実施された同企画。学生18人がさまざまな地域の古民家カフェを視察し、リポート発表などを経て同スペースを活用したカフェを企画、運営した。

 6月29日と30日は「梅雨」、7月6日と7日は「七夕」をテーマに、2グループに分かれた学生たちが近隣の菓子店から焼き菓子を仕入れたり、オリジナルのメニュー表やランチョンマットを作成したり、七夕のササを飾ったりと、季節感を取り入れた演出を手掛けた。店内にはブックカフェ風に樋口一葉の書籍なども用意した。

 指導に当たった同大教授の安島博幸さんは「古民家カフェ企画に取り組むのは今年で3度目。古い建築物は地域の大切な観光資源。その活用を考えながら、地域の人とも触れ合える。学生にとって貴重な機会」と話す。「今年は地元町会にご協力いただき、掲示板にポスターを貼れたので、近隣からの参加も多かった」とも。

 同施設は樋口一葉がかつて通ったとして知られる旧伊勢屋質店。2015(平成27)年から同大が保全を担い、2016(平成28)年、文京区が有形文化財に指定した。現在は教育施設として活用するほか、週末には一般公開も行っている。一般公開は年末年始と大学行事日程等を除く土曜・日曜のみ。開館時間は12時~16時。入館無料。

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