7月9日に亡くなったジャニー喜多川さんの「お別れの会」が9月4日、東京ドーム(文京区後楽1)で行われた。
ジャニー喜多川さん「お別れの会」 「関係者の部」セレモニーの様子
11時からは「関係者の部」が開かれ、ジャニーズ事務所の所属タレントや、親交のあった芸能関係者、メディア関係者などが参列した。14時からは「一般の部」が開かれ、東京ドーム周辺は黒色の服装の女性で埋め尽くされた。
入場者の列は、会場入り口となった21番ゲートと22番ゲートから、それぞれ東京ドームを取り巻くように延び、小石川後楽園や壱岐坂下、都営大江戸線飯田橋駅付近まで続いた。
14時の受付開始から並んだという女性は、「お別れのメッセージカードを書いて、会場を出るまで2時間くらい。今まで楽しい思いをさせていただいたお礼が言えて良かった」と話した。「この日のために休暇をとって近隣のホテルに泊まっていた」という女性は、「コンサートの思い出も詰まったこの場所でジャニーさんにお別れできてうれしい」と話した。ゲート前では、会場で配布された「お礼状」を写真に収める女性の姿も多く見られた。
ジャニー喜多川さんは1963(昭和38)年に「ジャニーズ事務所」を設立し、多くの男性タレントや人気グループを世に送り出した。同事務所の所属タレントが東京ドームでコンサートやイベントを開催した回数は9月3日までで366回になるという。
東京ドームで有名人の葬儀や「お別れの会」などが行われたのは初めてのこと。当初、20時までと告知していた入場受け付けは、周囲の安全等を考慮して、予定を1時間繰り上げて終了した。