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文京・春日の「マンガナイトBOOKS」が1周年 漫画接点のコミュニティー創出に意欲

「マンガナイトBOOKS」の店頭に立つ店主の山内康裕さん

「マンガナイトBOOKS」の店頭に立つ店主の山内康裕さん

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 文京・春日の漫画専門書店とカフェ&BARとギャラリーの複合店「マンガナイトBOOKS」(文京区春日2)が10月2日、オープン1周年を迎えた。

カウンター上に掲示するのは、1年間の原画展開催で集まった漫画家のサイン色紙

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 「立川まんがぱーく」のコミュニケーションプランニングをはじめ、漫画関連のコンテンツプロデュースやキュレーションなどを手掛ける企画会社「レインボーバード」が運営する同店。「新たな漫画のコミュニケーションの場」をコンセプトに、月替わりで原画展を開催するなどしてファンを増やしている。

 漫画を介してコミュニケーションを生み出すユニット「マンガナイト」の代表も務める店主の山内康裕さんは、この1年を振り返り「遠方からと近隣の方、お客さんの層は半々ぐらい。原画展を目指して訪れる作家さんのファンもいれば、近所の漫画好きの方も通ってくださる。夜のBarタイムは会社勤めの人が中心だが、日中は近隣の人も多い」と話す。「テレビ番組の学べるマンガの特集でお店を取り上げていただけた後は親子連れが増えたり、男性ファンの多い作家の原画展期間は色紙が売れやすかったり、女性向け作家だとポストカードやクリアファイルが売れやすかったりと、こちらのアプローチの結果がリアルに反映されるのも面白いです」と山内さん。開店当初はソファが置かれていたスペースはカウンター席に変わった。山内さんは「混む時間帯もあるし、いろいろ試行錯誤して、この形に落ち着いた」とほほ笑む。

 10月2日・3日はオープン1周年記念企画として、書籍やドリンク購入者を対象にポストカードなどの記念品を進呈した。

 「東アジア文化都市2019豊島」のマンガ・アニメ部門事業ディレクターも務める山内さん。「2周年に向けて、いろいろな活動を通して新しいつながりもできた。今は他地域の書店などとコラボレーションした連動企画展示なども計画中。さまざまな切り口で漫画好きな人を掘り起こせるようアプローチを続けていきたい」と意気込む。

 営業時間は原画展開催期間の火曜~土曜=14時30分~19時。日曜・月曜・祝日定休。不定期開催のBarタイムは19時~22時。次回の原画展は10月25日から。

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