湯島天神(文京区湯島3)で2月3日、恒例行事の「節分祭」が行われた。
例年、1000人ほどが来場する同行事。当日は、境内の特設ステージ前に、親子連れなど多くの人が列をなした。
オープニングセレモニーでは、「湯島白梅太鼓」が和太鼓演奏を行った。警察官や係員がけがのないよう来場者に注意を呼び掛ける中、豆まきが行われた。今年年男・年女を迎える参加者に加えて、落語家の金原亭馬生さん、三遊亭歌る多さん、古今亭菊丸さん、林家ペー・パー子夫妻など、多くのゲストが壇上から豆をまいた。「福は内」の掛け声が上がると、会場は歓声と共に多くの手が挙がった。
豆をまいた年男の男性は「とてもたくさんの人が来てくれていた。とにかく雨が降らなくてよかった」と話す。湯島在住の男性は「3年目にしてようやくコツをつかむことができた。毎年見るゲストが、今年も元気そうでよかった」と笑顔を見せる。初参加という女性は「有名な方がゲストで、来たかいがあった」と話していた。
境内では宮司から、「節分は年に4回。中でも新年で初めて迎える節分は、今後一年の福を祈るため人気がある」などと節分についての解説があった。
湯島天神では、今月8日から梅まつりが始まる。境内では一足早く咲いた梅を楽しむ参拝者の姿も見られた。