「梅まつり」開催中の湯島天神(文京区湯島3)で現在、梅が見頃を迎えている。
江戸時代から「梅の名所」として多くの庶民に親しまれてきた湯島天神。1958(昭和33)年から開催され、今年で63回目を迎える同イベントは、期間中約40万人が訪れる「初春の東京の年中行事」として定着している。「文京花の五大まつり」の一つとしても知られている。
開催中の土曜・日曜・祝日を中心に、みこし渡御(とぎょ)や野だて(お茶券600円)、カラオケコンクール、薩摩琵琶・尺八・琴の演奏、湯島天神白梅太鼓・おはやし・日本舞踊・かっぽれ・三味線をはじめとした奉納演芸、青森県・熊本県・石川県・福島県・島根県の物産展などのイベントも展開する。
天候に恵まれた2月14日・15日は、見頃となった梅にカメラを向ける人や、演奏に耳を傾ける人など、多くの参拝客でにぎわった。
境内には樹齢70~80年ほどの白梅の木を中心に約300本が植えられている。梅の種類は、梅園の7~8割を占めるという白梅の「白加賀」を中心に、同じく白梅の「月影」、淡紅梅で遅咲きの「豊後(ぶんご)」、紅梅の「寒紅梅」、薄紅梅の「見驚(けんきょう)」、白梅で早咲きの「冬至」など約20種類。色とりどりの梅の花を楽しむことができる。
同神社のホームページでは「開花状況」を写真入りで随時更新している。
梅園の開園時間は8時~19時30分。入園無料。3月8日まで。