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文京・本郷の旅館にデイユースプラン「3密・心配ご無用! テレワーク応援」

デイユースプラン「3密・心配ご無用! テレワーク応援」の客室イメージ

デイユースプラン「3密・心配ご無用! テレワーク応援」の客室イメージ

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 文京・本郷の旅館「鳳明館 森川別館」(文京区本郷6)が4月15日、デイユースプラン「3密・心配ご無用!テレワーク応援」の提供を始めた。

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 これまで、古風な昭和建築の風情を生かした「文豪缶詰プラン」や「あゝ青春の下宿部屋」など、ユニークな宿泊プランを提供してきた同旅館。

 今回、都の外出自粛要請により在宅勤務にシフトする企業が増える中、都心の立地を生かして「公共交通機関を利用せず、徒歩や自転車、タクシーなどでアクセス可能な人向け」として同プランを企画した。

 同旅館おかみの大曽根美代子さんは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で宿泊キャンセルが相次ぐ現況について、「閑古鳥御一行様が長期滞在中」と話す。「暗い雰囲気を払拭(ふっしょく)するにはユーモアが必要。在宅勤務による仕事効率低下やストレスなどに悩む声を聞き、当プランを思いついた。ビジネスホテルと違い、旅館は娯楽的要素があると思われがちで、休業要請施設に指定される可能性があると感じていたが、対象外となったため新プラン売り出しを決定した」とも。

 「3密(密閉空間、密集場所、密接場面)回避に有効な、自然換気、低層階でエレベーター無しなど当館の恵まれた環境を生かし、客室を離した部屋割りなど、細かな配慮も行っている」と大曽根さん。「文豪が愛した町・本郷に位置する旅館で、和室ならではのくつろぎ、リフレッシュ効果を味わっていただければ」と期待を寄せる。

 大曽根さんは「近日中に『3密・心配ご無用! 通勤回避宿泊プラン』の提供も予定している。テレワークの必要性がなくなった時には、ほかのプランに変更する予定。不要不急、楽しさMAXのプランを提供できる日を心待ちにしている」と話す。

 デイユースプランは1人部屋に限り、8時~18時のうち任意の4時間または8時間で提供する。利用料金は、4時間=3,300円、8時間=4,500円(延長=1時間ごと800円)。9月末まで。

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