福音館書店(文京区本駒込6)が4月30日、親子で楽しめるコンテンツ「おうち時間を楽しもう!」に「おうちでできる かんたん手芸を楽しもう!」のページを追加公開した。
身の回りで手に入る材料と道具で簡単に楽しめる手芸のアイデア集「じぶんでつくろう こどものしゅげい」(作=大月ヒロ子、絵=木村 愛)に掲載した「フェルトでつくる、ボタンかざり」「毛糸とフェルトをつかった、タンポポのブローチ」「紙コップとクリップでつくる、リリアンあみ機」の3点を無料ダウンロード配布する。
同コンテンツではほかに、「ぐりとぐらのカステラレシピ」、「ぐりとぐらのたまごのくるま」や「だるまちゃんとてんぐちゃん」などの塗り絵、「だるまちゃんと楽しむ日本の子どものあそび読本」より簡単な遊び7つ、小学生以上向けには「ポケットパズル」や「たくさんのふしぎ」のバックナンバーなどを公開する。
最初の公開日は3月6日。担当者によると、小学校一斉休校の報道を受け、宣伝課のメンバーで検討と準備に入り、徐々にコンテンツを追加して現在の形になったという。今回の手芸コンテンツ追加は、新型コロナウイルスの感染拡大による全国の小中高校の休校決定を受けて開設した。
担当者は「宣伝課にはママさん社員も多いことから『何かやりたい』ということになり、ひとまず過去に制作していた塗り絵などを無料提供できるよう準備した。休校や休園になっている子どもたちに、友だちや先生と遊んだり勉強したりすることにはかなわないが、少しでも楽しい時間を過ごしてもらえたら」と話す。「保護者にとっても在宅勤務や家事などで忙しくかつ不安な日々。ほんのひと時、ぬり絵や工作・手芸、絵本の読み聞かせを通じて子どもと触れ合う時間を楽しんでいただけたら」と呼び掛ける。
「サイト開設後、家庭でぬり絵やぐりとぐらのカステラを作って楽しむ様子をSNS投稿などで見ることがある。私たちもそんな投稿のメッセージや写真に励まされながら頑張っている」とも。