![東洋大学白山キャンパス](https://images.keizai.biz/bunkyo_keizai/headline/1634097232_photo.jpg)
東洋大学社会貢献センター(文京区本駒込1、TEL03-3945-7635)が10月30日、オンライン公開講座「防災の思想 ~避難情報廃止論と防災プラグマティズム~」を開催する。
同大創立者の井上円了が提唱した「大学の教育を広く民衆に届ける」志を、明治から令和の現在まで公開講座として引き継ぐ同大学。井上の命日に当たる今年6月6日には「SDGs行動憲章」を制定し、SDGsの理念に賛同して「明るい未来づくりへの貢献」を誓った。同公開講座は、今秋2カ月にわたって行う「TOYO SDGs WEEK」の一環として開かれる。
災害に対する住民の意識や行動、効果的な災害情報の在り方などの研究者である同大理工学部の及川康教授を講師に迎え、防災についてさまざまな観点から探求する。講座は10時30分~正午と13時30分~15時の2コマあり、事前申込制により無料で受講できる。
毎年春と秋に公開講座を開設し、学生や周辺地域の人々のみならず社会人を含む多くの人が受講。今期公開講座では、無料で受講できる同大白山キャンパス(白山5)で開かれるリカレント講座「再び仕事をはじめるために~ハードルを乗り越えるためのワークショップ」(12月3日)も現在、受講者を募っている。同大社会学部の榊原圭子准教授による対面講座で、しばらく仕事を離れていたが、もう一度仕事を始めたいという女性を対象に、講義とグループワークを交えて行う。
このほか、「幕末維新の古文書を読み解く」(11月26日~1月28日)、「思いやりを科学するⅢ」(11月6日)、「がんになっても働くことをあきらめない」(11月12日)、「映像と音楽の融合2」(11月27日、12月4日)、「ゼロからのドイツ語」(12月1日から15日)、「企業を診る眼を養う」(11月20日~12月11日)などがそれぞれ有料で開催される。
参加申し込みは同大学のウェブサイトで受け付ける。締め切りは各講座開講日の10日前まで。