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文京・関口のギャラリーでペインティング作品展 「スタンバイ」テーマに

榊原正修展「スタンバイ」

榊原正修展「スタンバイ」

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 文京・関口のギャラリー「Hiromart Gallery(ヒロマート・ギャラリー)」(文京区関口1)で現在、アーティスト榊原正修さんの個展「スタンバイ」が開かれている。

榊原正修作品

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 2020年10月に同ギャラリーで開催した「バトル」に続く榊原さんの2回目の個展。想像のビデオゲームシーンを深い色と明暗で表現した新作のペインティング作品を発表している。「色数を絞り、知識を絵に込めながら制作した」という14点が並ぶ。

 榊原さんは「子どもの頃にあったビデオゲーム(レトロゲーム)からインスピレーションを得て、自分なりのゲームを想像して絵にした。そうした絵が芸術になるために、なるべくたくさんの知識を絵に込めるように挑戦している」と話す。「今回は怪物と戦うというより、避けて隠れたい気持ちを絵に表現した。災いから身を隠して、次のアクションのために今は『スタンバイ』」とも。

 榊原さんは、1981(昭和56)年生まれ、北海道北見市出身。金沢美術工芸大学美術科油画専攻を卒業し、現在は制作の拠点を埼玉県に移して活動している。2019年には「シェル美術賞展2019」で入選を果たした。

 同ギャラリーのディレクター西山博美さんは「ゲームのアクションのアングルで描かれた想像のゲームシーン。作品タイトルにも『待避』『避け』『居なくなるのを待つ』などとある通り、騎士が隠れているなど、クスッとしながら楽しめる作品になっている」と話す。

 開廊時間は13時~19時。月曜・火曜休廊。日曜・祝日は予約制。11月13日まで。

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